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新 舞妓日記 426

あたしがバイクに乗りだした頃のこと。

子どもたちは、それまで内向的だったあたしが

まわりにバイクに乗る人がいない中

必死に乗り回し、仲間を探し

何とか乗れるようになるまで

心配しながらも

見守ってくれた。

次男の小学校のときの作文にこんなエピソードか残っている。

かあちゃんは根暗で

無趣味。

自転車しか乗ったことが無い

かあちゃんがいきなりバイクに乗ると言い出した。

毎日怪我をしながら、自動車学校に通う。

卒業検定では

颯爽とバイクを乗り回すかあちゃんの姿があった。

それから、かあちゃんは念願の愛車を購入する。

仲間も増えて、週末は毎週ツーリングに出かけていった。

ある日、雪道で転んで大事なバイクを壊してしまった。

かあちゃんはその日から泣きっぱなしで

また根暗なかあちゃんに戻ってしまった。

僕は考えた。どうしたらまた、かあちゃんが

明るく元気になってくれるだろうか。

ある日、かあちゃんが買い物に行こうと誘ってきた。

その車の中で

かあちゃんは鼻を垂らしながら泣き始めた。

僕は思い切って思っていたことを話した。

かあちゃん、バイクに乗り始めて、

人生でいちばん楽しかったんやろ?

今バイク諦めたら

これからの人生の楽しいことすべて失うことになるけどそれでもいいの?

かあちゃんは、泣きながら

あんたの言う通りやと言った。

それからかあちゃんは

バイクを修理して、

ランディングテクニックスクールに通い

見事に復活を果たした。

これからの季節

かあちゃんは、仲間同士つけてを楽しむだろう。

お留守番は、ちとツラい。

けど、笑顔で頑張っているかあちゃんを

僕は応援したい。

あれから、もう、0年になる。

死ぬ気で免許取ったと言ったら

大げさかも知れないが

あたしにとって、

人生初、必死に仲間をもめ、

はしりり回った。

あの頃

死ぬ気になれば

何できると

思っている。もし、目の前に困難なことが立ちはだかっても、あのとに

諦めかけたあたしを

勇気づけてくれた次男にはかんしゃしている