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野良

首輪を外した猫は

自由という不自由さを知り

抱き上げられた温度を

想いだして泣いた

夢に描いてた理想は

粉々に砕け散って

少し大人になったと

昨日の砂を落とした

後悔はいつも

先に立たないから

都合のいいように

書き換えれば其処はお花畑さ

城に火をつけて

戦に出るような

背水の陣よりは

ずっとマシなはず

帰る場所なんて

流れ着く どっか

ぼやけたプライドなんか

涙に浮かべて流せばいい

次の旅に出るまで

拗らせた心 凍らせて

いつか この踏み台を

軽やかに蹴っていくんだろう